(概ね)戦争映画みる星人

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【映画】戦国自衛隊1549 (2005) 17

前二回に続いて戦国自衛隊1549です。

 

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・本作

戦国自衛隊』のコンセプトを元に福井晴敏がプロットを作成し、角川映画が角川グループ60周年記念作品として映画化した。総製作費は15億円

↓より

戦国自衛隊1549 - Wikipedia

陸上自衛隊10式戦車出演

 

・内容

自衛隊が極秘開発中の電磁シールドの試験を行う。戦車やヘリなど様々な装備を用意し試験を行う実験中隊は、実験で歪んだ時空によって戦国時代へ。

過去と現在の地面が入れ替わり、しばらくして地面は元に戻ったが、実験中隊はサムライ集団に攻撃され場所を移動してしまい過去に取り残された。そして一人の侍が現在の世界へきた。

過去が変化することで現在に謎のホールが出来る。過去が変わりすぎるとこの世界は消えてしまうと推測。時間は強い修復力があるため、直ちに世界が消滅することはないが、歴史に介入しすぎると崩壊するらしい。

元特殊部隊自衛官の鹿島ら少数精鋭を過去に送り込み、実験部隊と合流・帰還する極秘任務に挑む。

実験中隊長の的場一佐は、かつて解体された特殊部隊で鹿島の上官だった男。過去に取り残された彼と先導された部下は日本を強い国にするのだと戦国に介入しまくっていた。

結局、戦国で天導衆と名乗り支配者と化した実験中隊との大バトルに。

 

・雑感

役者の演技がよろしくない。

 

さて、本作の見所は過去に飛ばされた的場一佐との戦いだろう。飛ばされた先は戦場、突如攻撃され多数の死者をだし(見たこともない集団をいきなり殺害するほど侍はチンパンジー以下の脳ミソではないとおもうのだが)、的場は時代と戦うと決意した。「もういいよ!俺、自衛官やめる!」

歴史の強力な復元力により史実の織田信長の役割として組み込まれてしまっていた。歴史は元に戻ろうとしていた。的場の台詞を引用する。

「だがその先に待つ未来はなんだ? 己の威光を守るために国を閉ざした徳川幕府 力なき過信のもとに突入した太平洋戦争 そして無惨な敗北 俺はこの時代からやり直し平成の日本人が日本人であることを誇りにできる強固な国家を作ってみせる 自分の身を守る術すら忘れた平成人のために 俺は殉ずるつもりはない!」

???

こんな偏狭な歴史解釈をするやつが日本の誇りとは笑わせに来ている。そして具体性がない。自分の身を守るすべってなんや?外国で例えてくれと思わずにはいられない。果てにコイツは朝敵とされたことで天皇を殺害しようとするのだが、それはもう、日本なのか?敵がなにに拘ってるのか分からなくなってくる。

そして、実験で使った衛星電池がなんか核爆弾みたく改造できて、それで富士山を爆発させ関東を壊滅させ、日本を一から作り直すらしい。そうすれば歴史は劇的に変わり、現在の世界は消滅、新たな時間を歩むというわけらしい。なおこの爆弾めちゃくちゃ軽い…こんな技術があれば日本安泰じゃねーの?と思う。

 

革命の為にまず完膚なきまで滅ぼすというシナリオはローレライでもあったのだが、ローレライの意味不明さと異なり、歴史との闘争という説明付けがある点は良い。粗のかなり多い脚本だが、時間解釈は説明がついている。時間ネタの作品はガバガバなことも多いから発想は良かったと思う。

 

面白いのは、近代戦的な子ネタ要素いろいろな城のセットなどや、実装備が沢山出てきてセットを壊すような活躍をする所が自衛隊車輌ではなかなか見られない映像ではある。

俺をおいて先にいけぇー!系のシーンで、どうみても犠牲にならなくても間に合うよね?ってなるのクソ映画あるあるだと思う。

よく自衛隊も強力したものだ。メディア大手の働きかけは相当な力があるのでしょうね。

 

 

・採点

三作は共通して、曖昧な人道論や不明瞭な主張から評価に困る

結局  ――――――――――生きろ。  的な

カメラワークもかなり単調なのだが、本作が最もセットやシナリオが良いと思う。

マイナー外国映画を漁っている時のような寛容な心で、偶然アサイラム映画の掘り出し物として出会った作品と仮定し見れば、かなり面白く感じれたと思う。戦国感と自衛隊というテーマは画面に一貫していたのも良かった、安すぎない。

よって17点とする。