(概ね)戦争映画みる星人

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【特攻】について

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・本記事のねらい

この先特攻(特によく描かれる航空特攻)に関する映画を観る上で毎回の言及をしなくても良いように、自分の考えの元になっている話を引用とURLで丸投げする。

Wikipediaだが、特攻は詳細に調査研究された事柄であるから、プロパガンダソース使い回しの活動家本を数冊で張り付けただけのページと異なり非常に充実してる記事になっていた。

 

・謎の特攻観と現実

私は、Amazonで特攻関係本のレビューを書いているビスマーク・シーという方

amazonの記述を見て、誤った特攻観を知った。批判したいがあまりあの手この手で戦果を矮小化する試みがあることに驚いた。

 

wiki

特別攻撃隊

特攻で損害を受けた艦船の一覧

 

1つの例として、防御が貧弱だったから大したことないと矮小化される護衛空母だが、大戦を通じて撃沈された米護衛空母は6隻、半数が特攻機による。例えばこれに出した機を通常攻撃機として繰り出したらより良い戦果となったか公平に考えると、実情からしてそれこそほぼ効果なしに終わったと考えられる。

 

ボーグ級

❬ブロック・アイランド❭ 潜水艦魚雷 44年5月 ドイツ海軍が沈めた唯一のアメリカ空母かつ日本海軍以外によって沈められた唯一のアメリカ空母

カサブランカ級

リスカム・ベイ❭ 潜水艦魚雷による弾薬庫誘爆 43年11月 これを受けて同級護衛空母の爆弾庫の防御対策がなされた。 

❬セント・ロー❭ 特攻機の突入と艦載機弾薬誘爆等 44年10月

ガンビア・ベイ❭ 戦艦・巡洋艦の砲撃による浸水 44年10月 

❬オマニー・ベイ❭ 特攻機の突入と艦載機弾薬誘爆等 45年1月

❬ビスマーク・シー❭ 特攻機の突入と艦載機弾薬誘爆等 45年2月

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CVE-95 ビスマーク・シー

 

延べ機数において通常攻撃機の方が多数出撃しているが、特攻と比して全く僅かな戦果しかあげられていないし、通常攻撃機は命中率は遥かに低く、その上命中までの損失率も高かった。

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発達したレーダーや対空砲、多数の迎撃機その他圧倒的物量差、操縦士の技量差や飛行機の性能差、喪失した制空海権により常識的にも現実にも通常攻撃でろくな戦果を望めない状況でありながら、過大な発表を差し引いても大戦を通じて特に威力を発揮したのが特攻だった。というか末期の対米戦において特攻では自軍死者を大きく越える死傷者を強いている時点で極めて有効な作戦であったのは悲劇だが事実であるのは疑いようもない。だから拡大した。

その犠牲の上に空襲が軽減された。そして硫黄島戦や沖縄戦などでそれまでより急増する米軍死傷者を強いる事で、断固本土攻略せんとする米国内の世論(ソ連の侵攻を間に合わせたい共産スパイが後押しした)を押し戻し、講和をもたらす一因となった。米軍が爆撃機を特攻基地攻撃に回さざるを得なくなる事で生まれた猶予がなければどうか。もし本土決戦となりソ連と分割占領となっていたらどうか。頑強な抵抗が命を多く救ったし、今日の発展に必要不可欠だったと信じている。

なお米軍の故意の民間人大量殺戮による被害をもって、もっと早く降伏すれば、などというのは人間の屑の思想です。相手の問題は相手の問題。自分の問題は自分の問題。

 

 

特攻とは関係ないですが オススメ書籍

日米開戦 陸軍の勝算

https://www.amazon

この本の見所は実際に勝てたかどうかではないです。総力戦研究所陸軍省戦争経済研究班の国力判断の事実をNHKなどが捏造したことや、『20対1』のレッテルのお粗末さを暴いている点です。

また敗因を考える上で物量の一言で吐き捨ててはいけないが、かといってだから内政がいかん精神論がいかんというのは単に話がそれているのであり、

資源・物量差が問題であるとしたならば、なぜその資源・物量差を"効果的に使わせてしまったか"、を始点に考えるのがその論点では順当なはずであり、本書の優れているのはそのアプローチをとっている点。