(概ね)戦争映画みる星人

反共主義者なので、うよく嫌いの人はブラウザバック ネタバレ注意 変人の戯れ言と思って気楽に読んで下さい

【映画】へル・フロント 地獄の最前線(2017) 50

 

へル・フロント 地獄の最前線 108分 50点

原題『Journey's End』(旅の終わり)

 

>゜)))彡 本日3/21は1918春期攻勢のはじまった日らしいです

f:id:ttthiti:20220220191929j:plain

 

続けて欧州大戦モノです。

 

・本作

春期攻勢と呼ばれる独軍の攻勢直前の英軍塹壕が舞台 1918年春季攻勢

作中戦闘は僅か。

セットは良くできていて、詳しくないが撮影機材とかの基礎のレベルも一線級の作品と変わらないと見える。画面色やカメラワークにストレスがないし、役者も良い。

f:id:ttthiti:20220321234447j:plain

・内容

1918年の膠着した塹壕戦、敵の攻撃が噂されるなか各中隊は毎月6日間前線過ごすと義務付けられ、どの隊が攻撃を受けるか知る由もないとの文で始まる。

3月18日月曜日ラーリー少尉は姉の恋人で幼馴染みのスタンホープ大尉に会おうと、望んで彼のいる部隊の前線へ。尊敬するスタンホープは前線で戦う英雄というイメージとかけ離れており、過度のストレスで精神が病んでいた。中隊指揮官としては優秀だったが酒浸りになり癇癪を起こす。物腰の柔らかで質実な副官のオズボーンがスタンホープの心の支えになっていた。

彼は、ラーリーに失望され恋人に惨めな自分がバレるのではないかと恐れ苦悶し、ラーリーは心配する。姉へ充てた手紙を検閲するが、なんらスタンホープを非難するものではなかった。

上層部が具体的な敵の兵力を知るために、目前の敵塹壕を少人数で奇襲し捕虜を取る非常に危険な任務が与えられる。将校としてラーリーとオズボーンがその任務に出てオズボーンが戦死。悲しみの中運命の日、突然猛烈な砲撃が降り注ぐ。スタンホープは砲撃の中負傷したラーリーを地下壕へ運ぶが、あっけなく息を引き取る。そのころ姉のもとに手紙が届いた。

1ヶ月後に同地奪還され終戦まで山ほど人が死んだ的な文で終

 

・雑感

目標のないタイプの脚本。例えば桃太郎は鬼退治という明確な目標が提示され、それを解決するために仲間を集めるという手段が生じその過程が描かれるが、浦島太郎は彼の体験と反応、あくまで人生の顛末が描写されている。 即ち本作は後者よりである。(戦争モノにはけっこう多い)

いろいろ描写される状況説明が、直接なにかに繋がるものだと思って見ていると薄味に感じるかもしれない。初見は淡白に思い( ´_ゝ`)フーン…としかならなかった。

大攻勢が最後のテーマだが、大砲のような賑やかしは画面に登場しない。

塹壕の主人公たちが主体に描かれ敵側の様子とか上層部やらが直接出ない。本国描写も姉のカットのみ。国の次元の話はなく、現場で、ただ運で死んでいく部隊のストレスフルな塹壕生活の実にむなしい作品。実に第一次欧州大戦モノらしい。

話は暗いが、人体破壊描写のようなものはない。

全く敵を悪し様に描かないのは好感が持てる。嫌らしい不愉快な反戦映画とは異なり善悪の概念を感じないのは趣味。

本作は一貫して食事が描かれているのが特徴的だなと思う。いろいろ出てくる。

冒頭オズボーンが塹壕に入るなりネズミらしいのが何匹も干してある 将校担当のコックが肉を出すが頑なに何の肉か言わない笑 

 

・採点

マトモな品質の映画らしく言外のリアリティを真面目に作っている。

丁寧で趣味。

よって体感50点とする。なんとなく何回も観るうちに体感評価が初見から倍になっているので、何かが趣味なのでしょう。あまり期待しない方が良いと思います。